Anoice x AYANO TWO-MAN SHOW
孤高のインストゥルメンタルバンド、Anoiceとのツーマン公演
ダークでシネマチックなサウンドを特徴とし、リリースアルバムが20ヶ国以上のApple Music/iTunes Storeインストゥルメンタルミュージック部門で1位を獲得するという実績を持ち、文字通り世界で活躍するバンドAnoice。
ダークでシネマチックという点で共通し、ほぼインストゥルメンタルの我々AYANOにとっては初めて近しいジャンルでのツーマン公演となった。
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公演後記
Anoiceとの競演は待望でした。関係としては、2014年のAYANOのワンマンにおいて、舞台の装飾としてRicco Label(Anoiceのレーベル)が製作していたフローシーキャンドルを使用したかったことから、Anoiceリーダーであり、Ricco Label主宰のkido氏と連絡を取り合うようになったのが始まりでした。
活動の相談をしたり、共通の知人バンドの会場で会うといった間柄で、特に競演などすることなく月日は経っていました。
AYANO Photo by 佐野和樹
そんな中、前回のKAO=Sとのイベントを経て、1バンドあたりの演奏時間の長い、いわゆるツーマンでの公演に手応えを感じていた我々AYANOが、ツーマンをレギュラー化しようと思った際に、最初に競演したいと思ったのがAnoiceでした。機会を伺っていた中で、Anoiceのアルバムリリースのタイミングで本公演のオファーをさせていただきました。
Anoice Photo by mado.no.saki.1982
このイベントにはテーマ的なタイトルがありません。それはAnoice kido氏が不要と判断したためで、個人的にはつけたかったのですが、インストゥルメンタルに造詣のあるオーディエンスの前では特に必要なかったようにも思います。
その分、アートワークの制作が難しかったのはここだけの話ですが、kido氏が霧深い森が好きということで、メインヴィジュアルの写真を提供してくれたことで、モノクロの世界がいいのではと思い立ち、AYANOのテーマの1つでもある「彩り」をオーディエンスに委ねるという旨も込めたヴィジュアル、そして特設サイトが出来上がりました。
AYANO Photo by 佐野和樹
また、AYANOは活動内容や想いを作品以外での形でもアーカイブとして遺すことを重要視しているのですが、Anoiceの動画でのインタビューがないことに気づき、対談という形でAnoiceも遺してはどうかと持ちかけ、お互いビールが大好きということもあり、飲みながらやりましょうということで、事前対談が実現しました。
こちらは2人の正反対ぶりが露呈し、非常に興味深く、楽しい対談となりました。
まさかアメリカでのイベント、SXSWを断ってまで出演いただけるとは思いもしませんでしたが、それに相応しい日になったと自負しています。
おそらく両バンド共、シームレスにご覧いただけたのではないでしょうか。